行おうとしているシステム導入(業務改善)が最優先かどうか検討すべき例
在庫管理システム導入の例
同様に在庫管理システムを導入したいというご要望に対しても、実は受注してから発注し、入荷後納品しても問題ない注文・商品が増えてきているという場合もあり、どんどん在庫を持たなくしていくビジネスに切り替えることで在庫管理の必要性が低くなる可能性があります。
そのような注文・商品の推移や割合が現状把握できない状況であれば、在庫管理システムよりも先に販売データを経営判断に活用できる仕組みを整えることが最優先と考えられます。
システム機能追加の例
例えば、現在使用しているシステムにおいて、事務職の方が入力しやすくなる機能を追加してほしいというご要望があがる場合があります。
現場の声を聞き入れることは経営者にとって大事なことですが、残業代が発生しておらず、人手不足でもない、効率化することで手が空いた事務職の方に担当してほしい業務がないという状況であれば、本当にその機能の追加が最優先でしょうか。